君と独白

Regret and you


Lyrics
鈍色の空を見ていた 君の蒼い静脈のよう 埃ばかり積み重なっていくなら 捨てる場所をさがそう だれもいない方を見ていた 君の云う声の掠れ方 重いものばかりが増えて 誰にも読めない遠い、遠い面影 はらり滴る花の雫に 過ぎ去る春ばかり見ていた 水の底、薄い陽の光 伸ばして届かぬ霽れの色彩 想い出も 君も 聲も あの夏も、此の春も 想い願ったこと全て いつかの日々を描くから 淡いうちに捨てればいい あの日が今日も、滓るから きっと君が棄てれない何か そう、喩うなら穴のよう 埋めるはずの鼓動さえ あの日の奥で滲んでる 覗き込んだあのそらは 今だって 今だって ── ──────────────────── 嫌な、厭な、否な、いやなことばかり 増えてしまうから それを吐き出していた 君の言葉は咎の色 ねえ、棄てれないんだね 今やもう 置いてってしまえなんて、きっとぼくにはもう ──────────────────── いつかの声が聞こえて ふと顔を上げた、その先の 空の色が褪せてさえ、消えない色《咎、憧、願》が 眼を刺す 君の言うことを套ねた 褪せても 水に溺れても 消しようない君の何かの だから そう きみの、ねえ となりにいたい