今回が初開催のボカクラ「VOCALOID White Chill Out」に出演した際のセットリストです。
会場は「逃げBar White Out」という、"逃げ込む場所"がコンセプトの、真っ白な内装のBAR。そして、パーティの音楽的なコンセプトは「チルな音楽」。
この2つを踏まえて、夜の奥に沈むような、或いはそんな夜を透明な白色で覆い隠すような「Setsunaiギターロック・バラード」のセットリストを組みました。久々の完全な歌詞主体のつなぎ方。
5月という、「晩春」、そして「初夏」の空気感。言葉にできないから歌にするような、言葉にもならないから器楽曲で語るような、そんな音楽。
「nuit」からの「海底、月明かり」「ハイドンの名によるメヌエット」って、言葉も無くしたインストの音楽を奏でて、そして無音。そこからの僕の初音ミクの曲たる「嘘吐きの歌姫」。それをやるためのDJです。
VOCALOIDって人の夜を真っ白に透明な歌声で歌い上げる楽器だと思うんですけど、そんな嘘を歌う歌姫に捧ぐセットリストです。